こんにちは！設計室の内田です。

11月に入り一段と寒さも厳しく、モコモコの靴下＆ホッカイロが欠かせない時期になってきました。
今年は秋🍂をあまり実感せずに冬を迎えたような感覚でいた私ですが、
つい先日東京に行ってきた際に代々木公園に寄り紅葉を見てきたのでみなさまにも少し共有します(^▽^)/

まだほんのり薄い気がしますがそれもまた綺麗で、
やはり実際に見るとあぁ秋だぁ！とすごく実感できました。
まだもう少し期間はあると思いますので、
一年に一度の今年の秋を、みなさまもぜひ見て感じてみてはいかがでしょうか？

気密と断熱の重要性って？

さぁ、本題に移りましょう！
今回のテーマはそんな寒さを防ぐ気密・断熱についてです。
気密性・断熱性の高い住宅で得られるメリット・デメリットと共に、
家づくりではなぜ気密性・断熱性が注目され、重要なのかを一緒に学べていけたらなと思います。

気密性とは屋内と外部の空気の移動を少なくする性能のこと、
断熱性とは、室内から外皮を通して外へ逃げる熱量を外皮全体で平均した数値で評価されます。

1.外気の温度の影響を受けにくい断熱性と、
2.それにより保てている部屋の室温を逃さない気密性
の二つの性能の高さが家づくりでは欠かせない項目となっています。

高気密・高断熱住宅のメリット・デメリット

そんな二つの性能のメリット・デメリットを早速みていこうと思います。

～メリット～

• ・光熱費を節約できる
• ・ヒートショックのリスクを軽減できる
• ・家が長持ちする
• ・防音効果がある

～デメリット～

• ・建築費用が高くなる
• ・ハウスダスト対策が必要
• ・石油ストーブの使用には不向き

高気密・高断熱住宅のメリット解説

簡単に見ていくと、まずメリットである光熱費の節約は、
外気温の影響を受けにくく、室内の空気も漏れにくいため、
温度設定を頻繁に変えなくても一定の室内温度を保てるので節約につながります。
それに伴い、急激な温度変化によっておこるヒートショックのリスクも軽減されていきます。

また家が長持ちする点では、温度変化によって生じる結露が、
温度を一定に保たれていることにより生じにくくなります。
結露はカビの発生や建物の老化などの原因になるため、
断熱性・気密性が高く、十分な換気ができていれば防ぐことが出来るのです。

防音については、外壁が屋外の騒音を遮断し、
断熱材が室内の音が屋外に漏れることを防いでくれるためこのような効果につながると言われています。

高気密・高断熱住宅のデメリット解説

反対にデメリットであげられている項目で、
建築費用については、断熱材の性能や量、断熱効果の高い窓の設置、換気システムの設置などが
高額になる理由であげられています。
しかし、先ほどのメリットにもあった通り、性能が高いと光熱費やメンテナンス費用が抑えられ、
住んだ後の費用負担が軽減されることにつながっていくのです。

石油ストーブの不向きに関しては、使用することで一酸化炭素中毒になるリスクが高まる為、
使用する際には必ず定期的に窓を開けて換気をすることが必要になります。

また併せて、ハウスダスト対策に関しても同じことが言えます。
気密性により密閉された空間が作られると自然換気が制御され、
室内にハウスダストがたまりやすく外に出すことができません。
そこで換気が必要になってくるのです。

とはいえ現在は「24時間換気システム」の導入が義務付けられているため、
換気については十分に設計されることがほとんどです。
ですので気密・断熱・換気の三つが掛け合わさることが重要になるということです。

無垢スタイルではその三つをしっかりかけ合わさる
24時間全熱交換型換気を取り入れた住宅づくりを行っています。
換気も機械により行われるので、「そろそろ窓開けなきゃかな」などと気にかける心配もないですし、
花粉やPM2.5等の有害物質が室内から取り除かれ、いつでもきれいな空気の中で生活でき、
寒暖差を激的に感じることもなく、一定の温度のまま室内が保たれるメリットがあります。

さらには、エアコンもこの機械に備えられているため、
一つの装置で全ての部屋を同じ温度にしてくれて、
どの場所に行っても変わらない温度で過ごすことが出来ます。
なにより、各部屋にエアコンを設置しないで済むので、設置費用や場所取りも軽減されます。

高気密・高断熱住宅のご相談は無垢スタイルへ

導入時のコストがかかるのがデメリットになりますが、
それなりの効果があり、私たち人間の健康にも、お家の性能にも大きく関わってくる点になります。

もし少しでも気になった方は、お気軽にご連絡いただけたらと思います！

さぁ、今回はここまでとし、来月は今年最後のブログになりますので、
いい締めくくりができる内容を準備しておこうと思います(⌒∇⌒)
寒さに負けず健康第一で残りの2024年を楽しんでいきましょう！