埼玉県・東京都のマンション・戸建住宅のリフォーム・リノベーション・増改築は【無垢スタイルのリノベリフォーム】

スタッフブログ

Staff Blog

2024.08.11SUN床下修繕・リフォーム

中古リノベの現場から^^⑥〜蝕害の家50年、立ち続けているのはなぜ~

埼玉県のリノベーション・リフォームは無垢スタイル

こんにちは。
無垢スタイルの吉田です。


連日の暑さ、だいぶ身体に応えますね。
また、この暑さの影響で集中豪雨、ゲリラ豪雨、線状降水帯、竜巻、突風など
大雨、大風による影響が日々、報道されています。
被害に遭われた地域の皆様には改めてお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧をお祈り申し上げます。


シロアリ被害の築50年の謎を解説!

さて、前回からの続きをお話致します。


シロアリ被害のある家を別角度から見る
「この家はなぜ50年間、立っていられたのか」という内容の続きとなります。

シロアリだって50年間あれば、小さな家は食べ終わってしまうだろうし
雨の時は瓦や外壁の隙間からだいぶ雨も吹き込んでいただろうし…


なぜ立ち続けられているのか、解説をしていきたいと思います。


【理由①】内的要因

「通気性がとても良い」ため「湿気が素早く改善」される構造
「濡れている状態が短く、被害が大きくならなかった」
目の行き届かない床下、壁内、天井裏には断熱の施工もなく、常に風通しがあり
湿気は隙間から外に出て行きやすい状態が功を奏したのでしょう。


シロアリの被害はありましたが、和室の一部のみ。
屋根に至っては隙間がたくさんあるにも関わらず木材は乾燥状態でした。
雨漏れの形跡は特に見当たらないのです。
外壁の裏側にも、雨染みはありますが構造材はしっかりしています。



天井にも断熱材などはありません。


このことから、昔のつくりの家は「夏暑く冬寒い」でも「湿気を留めない」メリットがあったんですね。


裏を返せば
現在の家は気密断熱を重んじる「構造内の通気が少ない家」
リノベーションで構造や壁内、断熱の変更をする際には丁寧な施工が必要です。


ちなみに、シロアリは木材の中の「セルロース」という物質を食べているようです。
従い、木材すべてがなくなってしまう。ということではないようです。
→顕著に弱くなりますので、蝕害、シロアリを見つけたら改善が必要です


「間取りの区画が小さく建物全体のバランスが良い」
ほぼ総2階、かつ全体で20坪ほどの間取りの為、構造の区画が小さく 四隅に柱、筋違などが配置されていて、 
地震による揺れに対し上手の力を逃がすことができたようです。


【理由②】外的要因

「住宅密集地であること」
周辺に住宅が密集しているため、台風などの大風の被害を受けにくいのも少なからず要因となります。


【まとめ】

シロアリ被害のみで「家が倒壊する」ということはほとんどなく
蝕害によって構造が弱くなったところに「台風」や「地震」などの
外的要因が重なって「倒壊」となります。


従い、建物としては「湿気、雨漏れ、シロアリ」の点検を定期的に
行い、不具合が見つかれば「是正」する。という内的要因の改善を
心がけておき、昨今多くなっている外的要因に対し、最小限の被害で
済むように心がけておく。というのが必要です。


住まいのお困りごとは無垢スタイルへ

お住まいに関して気になることがございましたら、ご一報ください。
私たちは「永く安心して住める」をモットーに、またメンテナンスしやすい機能も併用して薦めています。


こんな実例をたくさん経験しているスタッフのリノベ相談。
ぜひ体感モールにお越しください。


住まいの体感モール


無垢スタイルのモデルハウス・ショールームで、見て・触って・体感できます!

無垢スタイルでは便利な収納アイデアを体感できるモデルハウス・ショールームをご用意しています。
収納リフォーム、またはリノベーションをご検討の方は是非モデルハウス・ショールームにお気軽にお越しくださいませ!

Archive