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2024.01.12FRI耐震診断・耐震補強リフォーム

地震対策に本当に必要な備えとは?

埼玉県の耐震補強リフォームは無垢スタイル

こんにちは、無垢スタイルの立石英之です。
新年早々の能登半島地震で被害に合われた方々に対しましては、心からお見舞い申し上げます。


今回のブログは耐震診断技士として、本当に必要な備えとは何か。
2016年の熊本地震のときに現地で目にしたことと、
現地の方とお話しさせていただいた時の経験を基にお話しさせていただきたいと思います。


熊本地震の被災地で聞いたお話

無垢スタイルでは、熊本地震の後に地域ボランティアと原因究明のために、
立石を含めた5名の診断士が現地に行っております。



耐震に携わる身の自分としては、とても貴重な経験をさせていただきました。
今回は、現地の方々から直接お聞きした話をお伝えさせていただきます。


「まさか自分が被災者になるとは…」
これはどなたも口を揃えてお話しされる内容です。
この地域は、もともと地震が少ない地域だったことで、
普段からの防災意識は地震ではなく台風の意識が強かったそうです。



新築・リフォーム別!安心できる耐震性能とは

地震は「運」だとは思いたくありません。
ですので、もしそれがわが身に起きたときにどのようになるかをお話しします。
まずは、基礎知識として「安心を得られる耐震性能」についてお話しさせていただきます。

【新築編】耐震等級3

1995年の阪神淡路大震災のあとに改正された現行の建築基準法によって、
2000年以降の建物はより安全性が求められています。
主に改正されたことは下記になります。


  • ①地盤が重さを支える力に応じた基礎の設計
  • ②引き抜けに対する基礎と柱の接合部への金具の取付
  • ③耐力壁をバランスよく配置してねじれの力に耐性を持つ

ですが、現地でも2000年以降の建物が倒壊している姿があったのも事実。
耐震等級2(2000年基準の1.25倍の強さ)の住宅が多く倒壊したことで、
最近の新築で耐震等級3が求められる理由はそこにあります。

【リフォーム編】既存建物を耐震補強する場合は上部構造評点1.5以上に

上記の、耐震等級とは新しく住宅を建築、または購入する際の目安ですが、
すでに建築済みでお住まいになられている住宅の場合、耐震診断の結果をもとに補強計画を作ります。
この時の数値化された上部構造評点を1.5以上に引き上げることが重要と言われております。

【新築・リフォーム共通】制振ダンパー

大きな地震の揺れる力を吸収する制振ダンパーを採用すると、
繰り返しの地震に対する損壊リスクを軽減することができます。

【参考】

TRCダンパー

これから土地探しをして新築を検討される方へ

  • 「このような土地はなるべく避けること」
  • ・活断層のある地域
  • ・埋立地(擁壁のある立地も同様)
  • ・坂道添い、川沿い、用水路沿いの立地
  • ・隣家との土地の高低差が大きい立地
  • ・10年以内に田んぼだった立地
 

※購入を検討するときには必ずハザードマップを確認してください。


耐震診断しのいる無垢スタイルへご相談ください!

以上、お住まいの基礎知識として「安心を得られる耐震性能」についてお話をさせていただきました。
次回は、実際の住宅の性能以外の「備え」についてお話をさせていただきます。


すでに建築された建物にお住まいの方は、
まずは2000年以降の建物であるかどうかをご確認いただき、必要とされる備えについてお考えになられてください。


耐震診断士が多数在籍している無垢スタイルでは、建替えもリフォームも耐震性について真剣に取り組んでおります。
少しでも心配をお持ちの方は何なりとご相談ください。


無垢スタイルのモデルハウス・ショールームで、見て・触って・体感できます!

無垢スタイルでは便利な収納アイデアを体感できるモデルハウス・ショールームをご用意しています。
収納リフォーム、またはリノベーションをご検討の方は是非モデルハウス・ショールームにお気軽にお越しくださいませ!

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