こんにちは。無垢スタイルの立石です。
今回は、塗り壁のお話しと日本の気候の関係性についてお話をさせていただきます。
塗り壁の分類
お家の中で「塗り壁」といえば…和室の壁がおなじみですね。
最近はクロス仕上げの和室も増えていますが、
「ちょっとザラザラした壁」が塗り壁にあたります。
砂壁・聚楽(じゅらく)壁・繊維壁・漆喰・珪藻土
このあたりが塗り壁で馴染みのある素材たち。
基本的には、主材である砂や土、繊維に糊を混ぜて壁に塗られています。
- ■分類
- 砂壁…砂と糊を混ぜて壁に塗る
- 聚楽(じゅらく)壁…土と糊を混ぜて壁に塗る
- 繊維壁…細かくした繊維と糊を混ぜて壁に塗る
- 漆喰…貝などの化石と糊を混ぜて壁に塗る
- 珪藻土…植物プラントンの化石と糊を混ぜて壁に塗る
ちなみに、京壁と言われているのは聚楽壁のこと。
歴史は飛鳥時代のまでさかのぼることができるそうで、
奈良の法隆寺でも塗り壁が使われているように、
京都で茶室が広まったあたりから、関東では京壁と呼ばれているようです。
日本の和室で見られるのは、この聚楽壁(京壁)が多いようです。
日本の和室にはなぜ塗り壁が多い?
では、なぜ塗り壁が多かったかというと、日本の気候との関係性が強くあります。
日本の夏は高温多湿。
特に梅雨時期になるとかなり湿度が高くなりますが、
塗り壁の素材独自の特徴が快適なお部屋環境づくりにマッチしているのです。
- ■塗り壁材の特徴
- ・調湿=防カビ効果がある
- ・有害物質の吸着作用がある
- ・断熱性がある
- ・耐火性がある
日本の気候に合うのもそうですが、
お城の外壁にも使われていることから耐火性というのも大切だったのですね。
歴史を感じさせられます。
日本の気候や風土に適した自然素材を住まいに取り入れませんか?
気候や風土に合った素材で、かつ安心・安全であることも、
新築でもリフォームリノベの時に取り入れていただけたらいいなと思います。
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