無垢スタイル　リフォームの吉田です。

お客様より譲り受けた「古民家建具」を４本使用し、両開きの引戸として再生しましたのでご紹介いたします。

古民家建具を使用した味わい深い引き戸

外戸として使用していた建具なので木部はだいぶ劣化しておりますが、それがかえって良い風合いとなっています＾＾

古い鍵も健在で、回して閉める度に嬉しさがこみ上げてきます。。

そのうちめんどくさくなるとは思ってます。

ちなみに現段階では防犯性は皆無です。

（今回は内戸なので問題なし。内戸とは空間や機能を分ける間仕切りの様なものです）

まだ未完成状態なので、もう少し作業を追加し、また報告させていただきます！

古民家建具を再生させる際の注意点！

さて、古民家建具を再生させる上での注意点（今回作業して感じた事）をお話しします。

・防犯性は無い
当たり前なんですが、木だし今回のは硝子面も多いので。。。　防犯性が必要な箇所には別のドアなどで対策をしましょう。

・建付けは悪い
こちらも当たり前なんですが、接合部もぐらついてるものがありますし、木ですので反りやねじれはあります。隙間風も普通に入ります。

・寸法が微妙…
今回の建具。幅600㎜✕高さ1720㎜　このままでは使えません。そのため角材で幅と高さを嵩増しして仕様しました。（写真の白く見えるところが角材で大きくした部分です）

・硝子戸は注意
外れそうです。ガタガタ音もあります。手入れをしたあと、パッキン　を入れて固定、それでもダメなら本意ではありませんがコーキングなどで対応するかもしれません。

この様な感じです。なので「好き」じゃなければ使用すべきではないかもしれません。

逆に、上にあげた内容を「魅力」と感じていただける方はぜひ、選択のひとつに含めてみるのも良いと感じます。

古くとも、デザイン性の優れたものや歴史あるものを大切に使い続けることを「豊かさ」と感じていただける提案をこれからもしてまいります。

ご興味のある方は無垢スタイルへご相談ください。