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2017.10.30MON外壁・屋根リフォーム

安心・安全・快適なお家に大変身!屋根の棟換気再生リフォーム

こんにちは

無垢スタイルのリフォームの吉田です。

先日行った屋根の葺き替えリフォーム工事をご紹介致します。

屋根の葺き替え 施工前

今回は、ただの葺き替え工事ではなく、棟換気再生リフォームでもあります。

ところで皆様「棟換気」という言葉、聞いたことございますか?

あまり、仕様打合せなどには出てこない、建物の「性能」の部分、仕組みの事です。

また、日本の家の歴史から見るととても重要なこの棟換気という仕組みが軽視された

『空白の期間』があります。

それが、築20年~築50年位の家に多いと言われています。

すべての家で、ということではなく、

「なるべく早く、安く建てたい」という会社や

「数多く建てているので、なるべくメンテナンスを少なく少なくしよう」と考えていた会社などです。

ただ、この仕組みのない家は「いくつかの問題」抱えてしまいました。

屋根に籠った熱気を外に逃がすことが出来ないため、

・屋根、直下の部屋が暑い

・屋根を構成する木材、建材などの劣化促進

・雨漏れしている場合、湿気の排出が困難

などなど

誰の目にも触れず、長い年月をかけて、ゆっくりと進行していきます。

今回は、現地確認の際、屋根の上からではなく、

天井の内部も確認させていただいたため、発見することができ、

再生工事をお客様が受け入れてくれました。

因みに築40年を過ぎた誰もが一度は聞いたことのある会社の建物です。

屋根の葺き替え内側 施工前

棟換気取付位置(一番高い部分)天井裏から見た写真です。

内部の剥がれてしまっている部分は「雨漏れによって劣化した防水シート」です。

今回の工事で破れたのではなく、各所でこのような状況でした。

それと、外から光が挿しているのがわかります。

「雨とか入ってこないの?」という不安が湧きますよね。

大丈夫です。

屋根の葺き替え内側 施工中

上の写真は棟板金の一部ですが、この上にも、この下にも 層があり、雨や風が強くても、

直接の雨の侵入を防ぐ構造になっています。

ただ、もちろん100%保証するものではありません。

皆様は、どう思われますか?

「1滴たりとも雨の侵入があってはダメ!」 なのか

「棟換気のない家は夏熱いし、建物が傷んじゃうから少しくらいなら良いよ」 なのか。

家は、様々な機能、性能を持たなくてはなりません。

ひとつの性能だけを見て、画期的に向上させても、どこかに不具合がでてしまうかも知れません。

もちろん、すべてに対して高い得点を上げることが大切です。

でも、すべて100点、すべて100%完璧というのが、私の好きな木造の家については求めてはいけないのかな・・・と感じてしまいました。

あるメーカーさんに

「メンテナンスフリーの天然無垢材が出ました!」と言われて

「それって天然無垢材の持つ調湿効果も失ってないんですか?」って聞き返したら

「あっ、調湿効果はないです。メンテナンスフリーなんで。」と、即答され、

『そ、それは天然の無垢材の良さを消していないか?』と思ったことがあります。

皆様のお家も色々不具合があるかもしれませんが、良い処も必ずあります。

無垢スタイルのリフォームはそんな気持ちで対応しています。

既存住宅のメリットを壊さず、それらを活かした上でリフォームする

それが本当のリフォームの醍醐味ではないでしょうか?

愛情のこもったリフォームをお考えの方は無垢スタイルのリフォームまでお問い合わせください。

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