2017.08.17THU雨漏れ修繕・リフォーム
サーモカメラに頼った雨漏り調査には要注意
こんにちは、
無垢スタイルのリフォームの立石です。
真夏なのに続く雨の日々。
こんなときに多い相談事と言えば『雨漏り』です。
雨漏り調査で一番大事なのは当たり前ですが「原因究明」です。
どこから水が入り、どこを通って、室内に出てきているのか。
最近、サーモカメラという黄色をベースに「低温箇所が青」、「高温箇所が赤」で
映るカメラを使って雨漏り診断に使う会社さんが増えましたよね。
先日、雨漏りでお困りのお客様から、
A社の担当者はその写真をみて「奥さま、原因はここですね。」と話して
見積提示の約束をして帰られたそうです。
私は首をかしげました。
室内でカメラを頼りに「原因はここだ!」と断定的にものを言う人は要注意です。
雨漏りの多いこの季節は特に。
単なるパフォーマーでしかないと私は思います。
例えば冷暖房をかけて局所的に風が当たる状態では効果ゼロですし、
窓際であれば日射や外気の影響も反映してしまいます。
そもそも水が入り込むところはサッシからの侵入を除けば、天井より上なのですし。
その写真をもとに、ある程度の場所の推測をした上で、
「ここの壁(天井)を切り開いて確認させて下さい。」と言う人の方が
間違いなく信用できますので、みなさん覚えておいて下さい。
カメラがなくても、ご自身でクロスを剥がすだけで同じくらいの推測は成り立ちます。
下の写真を見るとわかりますが、
クロスを剥がしてみるとどうでしょうか。
青がはっきりと分かりますし、石膏ボードのシミと一致します。
この3年間で大小合わせて20件の雨漏り是正工事をさせて頂いておりました。
多いのか少ないのか分かりませんが、大切なお家のことですから
慎重過ぎるくらいの方がちょうど良いと毎回思います。
雨漏りのことでお悩みの方は無垢スタイルのリフォームまで。