こんにちは!リノベ・リフォーム部門の須賀満(すがみつる)です。
12月もいよいよ後半!これからクリスマスや大晦日、年が明けてお正月と、一年で一番せわしないシーズンですね。
暦上では明日から冬至となります。冬至の初候は乃東生「(なつかれくさしょうず)」で、
これはちょうど半年前の夏至の初候、「乃東枯(なつかれくさかるる)」と対になっている季節です。
乃東枯(なつかれくさ)というのはウツボグサという薬草のことで、
つまり今の時期はウツボグサが生える時期ということですね。
先月のブログでは基本的な木の剪定の方法について書かせていただきましたが、
今回はさらにステップアップして大きくなりすぎてしまった木の剪定方法について解説します。
基本の剪定方法は前回書いた記事の通りにやりますので、
まだ読んでいない方はぜひ前回の記事も読んでみてくださいね。
【参考】
冬といえば剪定の季節!簡単な剪定の考え方太い枝を切ったときのリスク
大きな木を小さくすることはやはり木にとってはとても負担の大きいことですので、
木が枯れてしまうリスクはどこまでも付きまといます。
一番良いのは大きくなりすぎる前に剪定することが大切です。
とはいえ、お庭の手入れは忙しいとついつい後回しにしがちです。
数年放置して大きくなりすぎてしまった庭木があるという方も多いのではないでしょうか。
大きくなりすぎるとその分剪定の手間も増えて、植木屋さんに掛かるお金も増えてしまいます。
そういった意味でも大きくなる前に切ることが大切ですね。
前回の記事でも書いたように、太い枝は切らないようにするに越したことはありません。
また、枝の分かれ目ではなく途中で寸胴切りしてしまうのも、
木のエネルギーを大きく消耗してしまう行為です。
寸胴切りすると、エネルギーの行き先がなくなってしまった枝が、
一気に枝を増やそうとして切り口からたくさんの枝が噴き出してくることがあります。
余談になりますが、逆に萌芽力が強い種類の木でその特性を利用したのが生垣です。
ツツジなど萌芽力の強い植物を枝の途中で刈り込むことで、
一気に枝葉の数を増やし密度を上げて、こんもりとした生垣ができあがります。
しかし萌芽力の弱い庭木でそれをやると、枯れるリスクが出ますので注意しましょう。
大きくなりすぎた木を剪定するときの考え方
では実際に大きくなりすぎてしまった庭木はどうすればいいのかというと、数年かけて段々と小さくしていきます。
下の図のように、できるだけ少ない枝数を数年かけて切っていくことで、
木の生育に必要な枝葉の数を確保しながら小さくしていくことができます。
一気に短くせずに、数年後の木の姿をイメージしながら無理をしないで剪定していくことが大切です。
また、太めの枝を切った際は傷口を保護するために癒合剤を忘れずに塗ってあげてくださいね。
大きくなりすぎた木を切るときのポイント!
さて、最後となりますが、何度も言うように大きくなりすぎた木を切ることはリスクが伴う行為です。
そのリスクをできるだけ減らすポイントをまとめてみましょう!
- ・剪定の基本を守る(剪定時期と切る場所)⇒前回のブログ参照
- ・一気に小さくせず、数年かけて小さくする
- ・数年後の樹形をイメージしながら剪定する
- ・生育に必要な分の枝を確保する
- ・大きくなりすぎる前に剪定する!
この5つのポイントを意識しながら剪定すると、庭木が枯れるリスクは下がってくると思います。
庭木が大きくなりすぎて困っている方はぜひ挑戦してみてくださいね!
ただし!脚立などを使う際は転落など怪我や事故に気を付けて作業をしてくださいね。
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