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2024.09.09MONリノベーションの注意点

マンションリノベーション~違いを生み出す空間づくりのひと工夫~

埼玉県のマンションリノベーションは無垢スタイル

こんにちは。無垢スタイルの立石です。
今回はマンションリノベの際のおさえておくべきポイントと、
ひと工夫で上手な空間づくりができるポイントをお話しします。


なぜ、このようなお話しをするかというと、
世の中ではポータルサイトから紹介された中から、
業者さんの選定する事例が増えておりますので、
「パッとみて見積作成は危険が隠れている」ということをお伝えしたいからでもあります。


中古マンションを購入してリノベーションしたい!という方も増えておりますので、
今日の内容をしっかり理解していただくことで、
AとBのどちらの物件にしようか迷ったときの答えを導き出す大きなヒントになります。


ぜひ、このブログをお読みいただき知識を持ち帰ってください。


知っておくべきポイント:①既存の床の作り

a:直貼り
b:二重床(置床工法)
このどちらの工法で作られているかを知ることで、選定できる床材選びも変わってきます。

a:直貼りとは??

コンクリートでできた構造床(スラブ)の上に、クッション材が貼られたフローリングで施工されている、
あるいはカーペットが貼られている状態。
剥がすのは簡単なのですが、遮音フローリングと言われる遮音性のある床材を張ることが決まりとなっています。
床を叩くとフローリングがフワフワと沈み、
その下に重みのある跳ね返りがあるのが見分けるポイント。
掃出し窓との高さが5センチ以上あることが多いです。
その上からフローリングを張る上張り工法では、遮音性が損なわれてしまうのでご注意ください。

b:二重床とは??

先ほどのスラブに専用の支柱をたてて床を作る工法なのですが、空気層を設けてあるため、
叩くと空洞になっていることが見分けるポイント。
こちらの工法の方が選べる無垢フローリング材の幅も広がります。



スラブと床下地の間に段差があるのがわかりますね。

注意点

少し古いマンションでは、洗面室やトイレだけ床高が上がっているところが多いのですが、
その場合は廊下とリビングが直貼り。洗面室とトイレが二重床になっています。

必ずお住まいのマンションの管理規約に添った遮音等級で作ることが定められていますので、
きちんと目を通しておきましょう。



知っておくべきポイント:②給排水経路と換気ダクト経路

この経路を理解できていれば、キッチンの向きや位置を変えたり浴室の大きさを変えたりすることも可能です。
特にマンションの構造は一部でも壊すことは禁止されていますので、
図面だけでなくしっかりと調査をしてくれる会社に相談することが大切です。



天井裏から経路を確認すると。。



このようにレンジフードの手前側の下がった壁の中にダクトが伸びていることがわかります。



スラブの下から突き抜けるように配管されていることもあります。



住宅設備の底板や背面壁の点検口を外して確認します。


知っておくべきポイント:③構造の梁、構造の壁

マンションの天井をみると、凹凸がある場所がいくつか存在していると思います。
②の換気ダクトの経路になっている場合と構造の梁になっている場合があります。


そして、そのほとんどが無くすことができないものが多いのでご注意ください。
築30年以上の古いマンションになると一部の壁がコンクリートの硬い壁になっていて、
壊すことができないことがあります。


知っておくべきポイント:④インターホン

間取り空間を考えるにあたって、意外と見落としがちなのがインターホン配線経路。
こちらも簡単に移設できるケースとそうでないケースがありますので、
きちんと調べてから提案をもらうようにしてください。



マンションリノベーションは下調べが大切!

さあ、これで大切なポイントをしっかりおさえることができましたね!
マンションのリフォーム・リノベーションをご検討の方々は、
これだけ知っていれば実現可能な間取りを考えることもできます!!


そして、次回は施工事例をもとに空間づくりの工夫についてお話しをさせていただきます。


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